【0歳5ヶ月】赤ちゃん連れ一時帰国の記録 3(機内⇒実家編)

だーげーほーです。

台湾から日本へ初めて赤ちゃん連れで一時帰国したときの旅行記です(2016年11月)。

前回の記事はこちら。自宅出発から搭乗前の準備について書きました。

【0歳5ヶ月】赤ちゃん連れ一時帰国の記録 2(出発空港編)

飛行機に搭乗してから日本に着くまで

今回は台北松山空港から羽田空港へのフライトで、機内と飛行機を降りてから実家に到着するまでの記録です。

着席から離陸までの間の準備

機内に入ってからは事前にサポートサービスを申し込んでいたせいかはわかりませんが、CAさんにこまめに来ていただいて荷物の出し入れを手伝ってもらえたりかなり気を使っていただきました。

赤ちゃんを抱っこした状態で色々作業しなくてはいけないので、機内で必要になりそうなものは座った状態ですぐに出せるように手回り品バッグの方に入れておきます。抱っこ紐は装着しっぱなしで、必要に応じて子供を入れたり出したり、だったと思います。ちょっと記憶が曖昧です。

 

座席ですが、バシネット席はスクリーン前の3-3-3並びの真ん中の島でした。バシネットを取り付けられる席は決まっているので、自分で選ぶことはできません。またこの席は肘掛けが上がりません。

「G」と書いてある前の3列シートがバシネット席

 

横に人がいないと助かるなと思ったのですが、当日はあいにく満席。私は真ん中の3席の左側に座り、真ん中に台湾人の中年女性、右側にその連れの台湾人の年配の男性が座りました。 

通路を挟んだ左側の3席は日本人のビジネスマンらしき人たちだったので、ちょっと気を使うなあ、と思いました。

離陸時の注意

離着陸時は気圧の関係で鼓膜に圧がかかり耳が痛くなりますが、赤ちゃんは自分で耳抜きができないため、通常は哺乳瓶でミルクや水などを飲ませたりして自然に耳抜きができるように仕向けるのだそうです。

哺乳瓶が使える赤ちゃんであれば、搭乗前にベビールームでミルクを作るか、搭乗後はCAさんに作ってもらうこともできます(離陸前の忙しい時にやってもらえるのかは不明)。 

 

ガラスの哺乳瓶だと持ち歩くのに重いし割れないように気を使うのが大変なので、機内持ち込み用の哺乳瓶はプラスチック製にするか、消毒不要で使用後はそのまま捨てられる使い捨て哺乳瓶にすると便利だと思います。

 

私の子供はミルクアレルギーがありミルクを飲めないのと、水もあまり飲まないのでその手段が使えなかったため、座席で授乳ケープ代わりの膝掛け(スタイクリップで自分の首に固定)を使って授乳することにしました。当然授乳服着用です。

この方法は国内線では経験済みで、その時は夫がいたのでアシストしてもらいましたが、一人だとなかなか難しいのです。

離陸前にポーン、ポーンという音が鳴るのでそれを合図に授乳を開始するのですが、フリースの膝掛け越しでなかなかうまくいきません。

 

隣に座っていた台湾人のおばさまがなにかと気にかけてくれていたのですが、その時は焦る私をアシストしてあげようと思ったのか、思いっきりケープの中を覗き込まれて「そこ、そこよ!」と声をかけられ(苦笑)台湾人のこういうおせっかいは嫌いじゃないのですが、なかなか強烈な体験をしました。

機内食

機内食は優先的に運ばれてきます。通常、ベビーミールを先に配ってその後大人用の食事が運ばれてくるようです(どちらを先にするかは確認されます)。

台湾発の機内でのベビーミールはバナナ、白身魚と青菜のおかゆ、瓶詰めのペースト野菜というシンプルな内容でした。予約段階では未定でしたが、結局この頃まだ離乳食を始めていなかったので、一緒にもらったりんごジュースだけ飲ませてみて、ほとんど私が食べてしまいました。

その後私の機内食も運ばれて来ましたが、子供を抱っこしながらのため、写真を撮る余裕もなく流し込むように食べて何が出たかも覚えていません。

機内での過ごし方

この日は搭乗前ギリギリにおむつを替えたせいか、機内でおむつ交換をする必要はなかったので助かりました。自分がトイレに行ったかどうかは覚えていませんが、行ったとしたら子供は抱っこ紐の中に入れたままだったと思います。

CAさんに見てもらうこともできるそうですが、この頃はまだ知らない人に抱っこしてもらうことがなかったのと、忙しそうなので遠慮してしまいました。

 

バタバタの機内食のあとは正直どうやって過ごしたか覚えていません。見たかった映画があったのですが、全然それどころじゃなくて、ヘッドホンを開封する余裕すらありませんでした。

それでもこの頃はまだ外では泣くこともなくおとなしかったのでよかったです。一応おもちゃも持って行きましたが、おもちゃで気をひかなければいけないような場面はほとんどありませんでした。

降りる時にCAさんから「一つ選んでくださいね」と言われて、機内サービスの空気で膨らませる飛行機のおもちゃをいただきましたが、次回乗る時はもうおとなしくできないと思うので先にもらった方がいいかもしれません。

 

バシネットは離陸後、シートベルト着用サインが消えてから取り付けてもらいました。しかしうちの子は入って3秒で泣き出したので結局ずっと抱っこすることになり、バシネットはただの荷物入れになっていました(想定の範囲内)。

しかも気流の関係で2時間経たずに取り外されたので、せっかく取り付けてもらったのにあまり意味がなかったです。長距離路線や、本人との相性がいいとすごく便利らしいのですが、残念です。

羽田空港での出迎えサービス

着陸時は離陸時と同様に耳抜きのための授乳を行い(寝ている時は無理に起こさなくていいそうです)なんとか無事羽田空港に到着しました。

飛行機を降りるとANAの担当係の方がベビーカーを用意して待っていてくれて、荷物を持ってくれたり至れり尽くせりでサポートしてくれました。重いバッグも持ってくれたり、申し訳ない気分になりつつかなり助かりました。

 

羽田空港のベビーカーはプラスチック素材で、滑りやすいためさらにずり落ちそうになる我が子。裸足なのは機内で靴下を脱いだためです。一歳年上の子供がいる友達から「飛行機に乗った時に暖めすぎて初めて風邪をひいた」と聞いていたので、機内でもなるべく薄着を心がけました。

 

入国審査で子供が提示するのはまっさらな日本のパスポートなので、念のために台湾のパスポートもすぐ出せるようにしておきましたが、何も言われずそのまま入国できました。

 

荷物をピックアップして入国ゲートを出たところで迎えに来ていた母と合流できたので、ANAのサポート係員とはそこでお別れして、まず多目的トイレでオムツ交換、その後ベビールームで授乳をしました。

ベビールームと反対側にあるトイレでおむつ換えをしたらすごく歩く羽目になったので、事前に位置を確認しておくと無駄がないです。

お子様をお連れのお客様 | 羽田空港国際線旅客ターミナル

 

その後リムジンバス乗り場へ直行します。バスに乗るのに並んで待つ必要があり、バス乗り場が外なので寒さが気になりましたが、赤ちゃんは意外に平気な様子でした。

参考資料:桃園空港のベビーカー

台北松山空港と羽田空港国際線のANAのベビーカー写真を載せたのでついでに。これも先日の旅行記に載せたのものですが、桃園空港のベビーカーに12ヶ月で乗った時の写真です。

各空港(航空会社?)で全然タイプが違うんですね。松山・羽田のANAのよりさらに大きく、うちの子のサイズだと5ヶ月だったら乗せるのは不可能だったかもしれません。

 

【台中〜桃園】初MRT空港線&1歳児とほぼ桃園空港で過ごした最終日

空港出発からリムジンバスで地元の駅まで

その日のリムジンバスは最初の乗り場である羽田空港国際線ターミナルから乗った時は比較的空いていましたが、第一・第二ターミナルを回る間にほぼ満席になりました。

子供の利用料金ですが、6歳未満で席を使用しないので無料でした。

 

道が空いていれば目的地まで60分もかからないのですが、このときは運悪く夕方の渋滞に巻き込まれ、90分ほどかかってしまいました。

窓際に座ったので、途中まで初めての日本の景色を興味深げに見ていたり、うとうとしておとなしくしていたのですが、あと少しというところでうんちをしてしまい泣き出したのでかなり焦りました。

 

バスに乗り込んだ時は席が空いていたので真ん中あたりに座ったのですが、泣いたときのことを考慮すると後部の席の方がよかったかもしれません。

地元駅から自宅まではタクシーを利用

泣く子をなんとかなだめつつ、地元駅に到着後すぐに駅ビルのベビールームに行きオムツを交換し、そのままタクシーで実家へ直行しました。自宅を出てから12時間以上、やっと心理的に長い旅が終わりました。

 

初めての一時帰国、台湾にいる間は正直「何かあったら誰かが助けてくれる」と思えるのですが、「日本の公共交通機関は子連れに厳しい」という意見をよく聞いていたので、緊張感でいっぱいいっぱいでした。

普段ならものすごく楽しみにしている一時帰国が、今回ばかりは一週間くらい前から憂鬱で仕方がありませんでした。

 

一番の難関である飛行機を乗り越えたのも束の間、リムジンバスの中で泣き始めた時はどうしようかと思いましたが、母に一緒にいてもらったことで精神的にかなり楽になったと思います。台湾に行く時も帰る時も一度も見送りも出迎えも来てもらったことはありませんが、赤ちゃん連れなら話は別。

ANAのサポートサービスもそうですが、頼れるものは極力頼った方がいいと思います。

 

飛行機や電車などは、幼稚園児のいる友達に言わせると「赤ちゃんのうちは泣いても声が小さいから気にする人あんまりいないよ〜。ただし幼稚園児になると騒ぐと睨まれる」とのことなので、これから先のことを考えるとちょっと気が重くなりますが……。

子連れに優しい台湾で普段いかにリラックスして過ごしているかをつくづく感じさせられたのでした。

 

【追記】約一年後、1才6ヶ月での一時帰国・飛行機搭乗時の記事はこちら。

【1歳6ヶ月】LCCで子連れ一時帰国2(往路・桃園空港とタイガーエア台湾)

 

続きはこちら
【0歳5ヶ月】赤ちゃん連れ一時帰国の記録 4(実家滞在編)

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