自宅で簡単に作れる、かわいくておいしい台湾風タピオカミルクティー

だーげーほーです。

暑い季節が過ぎて、ドリンクスタンドで買うメニューが氷なしかホットになってきました。今日はいつもより寒く、天気も悪かったので、家にある材料で温かい珍珠奶茶(タピオカミルクティー/パールミルクティー/バブルミルクティー)を作ることにしました。

自宅でタピオカミルクティーを作ってみた

まずは台湾のスーパーで買えるインスタント材料で作ってみました。こちらで紹介したタピオカは、日本でも同じものが購入できます(最後の方に載せています)。

人気の冷凍タピオカに初挑戦

今年に入って近所のスーパーでも冷凍タピオカを扱い始めたのですが、いつ見ても売り切れで、数日前に暑い時期を過ぎたからかやっと在庫を見かけたので即買いしました。以前はブラックタピオカもありましたが、今回はカラータイプで69元でした。

豐誠冷凍食品有限公司というメーカーの「彩色 即食珍珠」です。お湯と混ぜて30秒ですぐ食べられるのがポイント。なんとこちらの会社では東京ディズニーランドのミッキータピオカドリンクのタピオカも作っているそうです。

 

パッケージ裏に作り方が書いてあります。植物由来の色素を使っており、人工色素無添加です。高齢者と子供は喉に詰まる恐れがあるので、よく噛んでゆっくり飲み込んでくださいとのことです。

 

袋から出した時はこんな状態。グリコのアイスの実を小さくしたような見た目です。

 

85度以上のお湯で30秒かき混ぜます。私はティーカップに入れて熱湯を注いだのですが、なんだか白っぽい……と思ったら、熱湯があっという間に冷水になっていました。

説明書きを見るとタピオカ100gにお湯400ccと書いてあったので、お湯の量が足りなかったようです。

 

冷めたお湯を捨てて、さらに熱湯を足してかき混ぜるとタピオカっぽい見た目になりました。味もついていますが何味かはよくわからず。ちょっと甘いかな?といった程度。

解凍前にはわかりませんでしたが、意外と透明度が高くて色が濃いです。かき氷や豆花のトッピングにすると色が映えてきれいだと思います。ゼリーや寒天の中に入れてもかわいいかも。

インスタントミルクティーでとことん手軽に

色鮮やかなカラータピオカを楽しむために、ガラスのジャーマグに入れて飲むことにしました。

 

タピオカの色がミルクティーの中でもちゃんと見えて、思ったよりかわいいビジュアルになりました。私の写真の腕はダメダメなので、インスタ映えする写真を撮れた方はぜひお知らせくださいませ。

 

家にあったタピオカ用ストローでいただきます。QQ(もちもち)でおいしい〜。見た目も味も、お店のと比べても遜色ない出来栄えです。めちゃくちゃ簡単に作れて感激。

早く飲みたくて、焦って飲んだら熱かったです。小心燙口!(火傷に注意!)

 

その後同じメーカーの黒糖風味のタピオカと、リプトンのインスタントミルクティーの組み合わせでも作ってみました。黒糖の方がお店で飲む味に近いですね。

日本で台湾のタピオカミルクティーを再現するコツ

日本でも流行中の台湾風タピオカミルクティーを自宅で作る時の注意点(保存方法や温度管理など)をまとめました。

タピオカの基礎知識

台湾のタピオカミルクティーによく使われるのは、黒糖で味をつけた大粒のブラックタピオカで、主な原材料はタピオカでんぷん(キャッサバ)です。無色や色つき、フルーツなどの味つき、小粒のタピオカを使うお店もあります。タピオカは中国語で珍珠と呼ばれ、その中でも特に大粒は波霸と呼ぶことがあります。

中華料理のデザートに使われる透明で小粒のタピオカは主にサゴヤシのでんぷんから作られており、こちらは西米露と呼ばれます。

台湾風タピオカミルクティーは味つきの大粒タピオカを使って再現します。

もちもちタピオカの作り方

乾燥したタピオカをお湯で茹でることで、特有のもちもちとした食感に変わります。台湾のドリンクスタンドやスイーツ店では、その日に作る新鮮さにこだわっているお店が多いです。

作ってから時間が経つと食感が悪くなるため、タピオカの販売時刻を告知しているお店や、夕方以降になるとタピオカが売り切れるお店なども見かけます。製造後4時間を過ぎたものは使わないというお店もあります。

タピオカは作り置きができない

台湾の国民的ドリンクのタピオカミルクティーですが、台湾ではコンビニで出来合いのタピオカミルクティーは売っていません(セブンイレブンのCITY CAFEのようにその場で作るドリンクを除く)。

というのも、タピオカは長時間保存できず、冷蔵保存はしないのが常識となっているからです。日本はチルド飲料で売っていますが、こんにゃくなど別の材料を混ぜているそうです。

台湾でも夜市で保存料などの添加物たっぷりと思われるタピオカドリンクが売られていることもありますが、味や食感にかなり違和感がありました。

今でこそ日本でも台湾から出店したお店が増えて本場の味が楽しめるようになりましたが、台湾でちゃんとしたお店のものを飲み慣れていると違いがわかります。

自宅でタピオカを作る時の注意

タピオカは冷やすと硬くなるので、作ったあとは常温で保存してその日のうちに食べることをオススメします。

タピオカミルクティーを作る時も、冷蔵庫に入れるとタピオカが硬くなるので、冷たいミルクティーに入れるときはタピオカのみ常温で保存して、飲む直前に入れます。

常温だと長く保存ができないので、その日のうちに消費できない時は食感は悪くなりますが冷蔵または冷凍保存します。

 

↓台北の有名店、アイスモンスターでタピオカミルクティーかき氷を頼んだ時は、硬くならないようにトッピング用のタピオカは別添えにしてありました。

日本で購入できるタピオカミルクティーの材料

さて、ここからは日本で買える材料について説明します。

台湾のタピオカミルクティーは烏龍茶か紅茶が基本

今回は家にあったインスタントの日出茶太烏龍奶茶(ウーロンミルクティー)を使いましたが、台湾で売っているインスタント烏龍奶茶で一番おすすめなのはリプトンの東方焙香烏龍奶茶です。お土産にもよく買うし、我が家では常に買い置きしてあります。

同じパッケージのものを香港でも買ったことがありますが、中国大陸で生産したもので味が違いました。台湾製がおすすめです。

今回は簡単に作れるのでインスタントを使用しましたが、ティーパックや茶葉から出した台湾茶・紅茶などでももちろんOKです。私の友達は更に手軽にペットボトルの午後の紅茶ミルクティーで作ったそうです。

タピオカは人気の抹茶ラテにも合います

台湾のドリンクスタンドでは烏龍茶・紅茶以外にジャスミン茶・鉄観音・プーアル茶・抹茶・ほうじ茶など、様々なミルクティーがあり、何にでもタピオカトッピングできます。

人気の抹茶紅豆拿鐵(抹茶あずきラテ)も家で簡単に作れます。市販の抹茶ラテと缶詰のつぶあんと冷凍のタピオカを混ぜるだけ。電鍋があれば自分で簡単にあずきを炊くこともできるし、牛乳と市販のつぶあんを混ぜれば紅豆牛奶(あずきラテ)のできあがり!

甘すぎたら牛乳で割りましょう。タピオカとあずきの食感が入り混じって美味しいデザートドリンクになります。

【電鍋レシピ】大同電鍋で作る紅豆水&紅豆湯

タピオカ用のミルクティーを美味しく作るコツ

台湾では牛乳が高いため奶粉という粉ミルクを使うのが主流ですが、日本では牛乳の方が手に入りやすいので、牛乳で作るといいでしょう。

自分でミルクティーを作るときは、通常よりお湯を少なくするか茶葉を多くして、かなり濃いめに淹れるのがコツです。濃いめのお茶にたっぷりの牛乳でないと水っぽい味になってしまいます。アイスティーの場合は氷で薄まる分を計算してホットよりさらに濃いめに。

お茶とミルクの温度は同じくらいにして混ぜるとさらに美味しくなりますが、ミルクは加熱しすぎると風味が変わってしまうのでご注意を。アイスティーの場合はグラスに入れた氷に紅茶を注いで一気に冷やしてから冷えたミルクを入れます。

台湾のドリンクショップでは甘さと氷の量を選べますが、冷たすぎる飲み物は好まれないので「去冰」という氷なしのドリンクを好む人が多いです。お店ではシェーカーを使って冷やしますが、家で作る場合は冷やした後に氷を取り除くのもいいでしょう。

個人的にはストレートよりミルクティー、ノンシュガーより甘めの方がタピオカには合うと思いますが、お好みでどうぞ。

 

アイス用のレシピを見つけたので、細かい分量や作り方を知りたい方はこちらをご参照ください。

~不思議食感 台湾生まれのタピオカミルクティー~ | レシピ | NHK「グレーテルのかまど」

乾燥タイプは圧力鍋で作ると早い

台湾で売っている乾燥のブラックタピオカを日本に持ち帰った友達から聞いたところによると、従来の小粒のタピオカに比べると中まで熱が通りにくく茹でるのが大変なので、圧力鍋を使うのが早くて楽だそうです。

安いので、大量に作る場合は乾燥タイプがおすすめです。

楽天の有名自然食ショップでも取り扱いがありました。タピオカはグルテンフリーなんだそうです。健康的に飲むためのレシピが参考になります。

日本でも買える冷凍タピオカ

冷凍タピオカはお湯で戻すだけで手軽につくれ、冷凍なので保存が楽で、その日使う分だけ解凍できるのが長所です。 

今回私が使ったカラータピオカと同じものが日本のAmazonで販売されています。IQF冷凍という方法を使うとバラバラのまま急速冷凍ができるため、ゆでたタピオカの食感を損なわずに凍った状態で流通させられるのだそうです。

メーカーのサイトによると、炭酸飲料やコーラ、ジュース、牛乳に入れたり、ゼリーやプリンにかけて食べるのもおすすめとのこと。

こちらは約10食分で送料無料のお試しセットだそうです。

上の方でも書きましたが、台湾でも安いタピオカは保存料などの添加物が多用されています。日本の食品輸入基準では輸入できませんが、あまりにも安いタピオカはそれなりに理由があるのでご注意ください。

タピオカ専用ストローも忘れずに

タピオカミルクティーは粒が底に溜まるので、グラスから直接飲むのではなくストローを使って飲みます。普通のストローだと粒が大きくて詰まってしまうので、タピオカ用の太いストローが必要になります。

台湾だとスーパーや五金行(ホームセンター)などで売っていますが、これも日本で買えます。最近は100円ショップでも売っているようです。

 

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