台湾式・正しい外帯麺(テイクアウト麺)の食べ方

だーげーほーです。

台湾のレストラン・食堂はたいていのお店で外帶(ワイダイ:テイクアウト、持ち帰りのこと)をやっています。その持ち帰り容器にまつわる台湾ならではの事情について書きます。

台湾旅行中の打包/外帯食品の加熱法&要冷蔵品の保冷法

日本と違う台湾の弁当容器事情

台湾の弁当類は、コンビニを除いて日本で見るようなプラスチックの容器は少数派で、ほとんどが紙製です。ちょっといいお弁当だと木製だったりもします。

日本の感覚だと紙容器は燃えるゴミですが、台湾では紙容器はリサイクル対象です。汚れがひどいときや外出先ではそのまま捨てる事もありますが、家庭では基本的に洗って乾かして回収に出します。

 

よくある紙の弁当箱はこんな感じです。

 

臭豆腐どーん!の火鍋もテイクアウトできますが、たいてい大きな紙のカップに入れられています。

 

スイーツ系は紙製またはプラスチックのお椀に入って、半透明のプラスチックの蓋がつくパターンが多いです。

台湾の持ち帰り麺類の食べ方にはコツがあった

台湾のローカルフードのお店で麺類の外帯(テイクアウト)をするときの容器はだいたいこの3種類になります。

  • ビニール袋入り
  • ビニール袋+紙カップ
  • 紙カップ入り(汁なし麺だと箱容器もあり)

私の近所のお店ではビニール袋+紙カップのパターンが多いです。ビニール袋は輪っか状になったビニール紐でくくられて手に提げられるようになっています。

 

ちなみにこの写真の中身は餛飩麵(フントゥンミェン)です。餛飩=ワンタンのことで、台湾ではワンタンと発音しても通じません。饂飩(うどん)と漢字が似ているので、台湾に来てしばらくは、メニュー名を見てうどんと勘違いしていました。

 

日本人の感覚だと紙容器にビニール袋の中身を移し替えて食べると思いますが、私の夫はこのようにビニール袋から出さずに袋ごと容器に入れる食べ方をします。

 

初めて見たときは割と衝撃的だったのですが、夫いわくこれには理由があるそうで、

  1. 紙容器の内側が清潔でない場合があるので、なるべく触れないで食べたい
  2. 特に職場で食べるときなど、紙カップを洗わずに使いまわせる
  3. 紙カップを汚さないので、そのままごみ回収に出しやすい

のでこういう食べ方をする人も多いんだとか。

紙カップに直接入れるお店もありますが、確かに回収に出す前に洗うのが面倒なので、せっかくビニール袋に入っているならこの食べ方もありなのかも?と思いました。

容器代も安くはないので、最初から用意していないお店や、資源節約のため、言えばくれるというお店も多いです。

家だと食器に移し替えて食べることができますが、職場だと食器がないので2.の使いまわせるという理由で紙カップを取っておくことも多いみたいです。容器がないとビニール袋にお箸を突っ込んで食べることになって食べづらいですからね。

ビニール袋外帯の欠点

このビニール袋に入れたテイクアウトの方法は一見合理的なのですが、気になる点もあります。

食品を入れるからには当然食品用の耐熱ビニール袋を使っていると思いたいのですが、中にはそうでない業者もあるようです。

台湾では油分の多い食品や熱々のスープをビニール袋に入れて売ることがあり、そのため袋から溶け出したプラスチック類の経口摂取が多く、これがガンや婦人病などの各種疾病の大きな原因になっていると言われています。

 

スーパーで売っている食品用ビニール袋も、よく見ると耐熱とはいえ70〜120℃など商品によってかなり幅があり、これを各外食業者がきちんと見ているかは怪しいなあと思います。

私も70℃までのものにお弁当のスープを入れて夫に渡した前科があります。

紙容器では耐熱温度がきちんと表示されていることが多いのですが、ビニール袋は見ただけでは耐熱温度はわからないのでちょっと怖いですね。

 

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