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台湾ドルと元は同じ?お金の数え方・呼び方、日本円との換算方法

台湾のお札(1000元、500元、100元)

だーげーほーです。

このブログのタイトルにも使っている「台湾2000元」。台湾元は台湾での通貨単位ですが、私も台湾に来たばかりの頃は、よくわからない点が沢山ありました。

今回は主に台湾旅行初心者〜中級者向けに、台湾でのお金の単位や数え方について書いてみようと思います。

台湾の通貨の呼び方いろいろ

台湾のお金の正式名称はなんでしょう?

台湾で流通している硬貨は主に50元・10元・5元・1元

台湾で流通している硬貨は主に50元・10元・5元・1元

台湾のお札や硬貨には金額が「圓」と表記されています。元は圓を簡略化した字で、中国語では元と圓は同じ発音のyuán(ユェン)です。

Wikipediaによると、台湾の通貨は

  • ニュー台湾ドル(英: New Taiwan dollar)
  • 新台湾ドル(しんたいわんドル)
  • 台湾元(たいわんげん)
  • TWD
  • NT$
  • 新臺幣(新台幣)

という呼び方があります。このほかに、NT$をNTDや$と表記することもあります。

ニュー台湾ドル – Wikipedia

一見すると複雑ですが、実はこれらは全て同じで、現在の台湾で流通している通貨は一種類しかありません。少しややこしいですが、日本円を¥、JPY、yenと表記するのと同じで、状況によって呼び方や書き方が異なるだけです。

厳密にいうと「圓」の下に「角(または毛)」という単位もあるのですが、日本円の「銭」と同様に、現在は現金としては使われていません。

だーげーほー

私の夫が子供の頃はまだ「角」硬貨が流通していたそうですが、私は見たことがありません

日本人が使うのは「台湾元(たいわんげん)」「元(げん)」「台湾ドル(たいわんドル)」あたりが一般的でしょうか。私も当ブログ内では主に「元」の呼び方を使っています。

余談ですが「圓」について、実は東アジア各国で使われる「えん・げん・ウォン・ドル・パタカ・トゥグルク」は全て「圓」の各国の言葉での呼び方だそうです。日本でも戦前は円を圓と表記していました。

圓 – Wikipedia

通貨単位ではなく一般名詞で呼ぶ場合、台湾のお金は「台幣(タイピー)」、日本のお金は「日幣(ズーピー)」です。

台湾元の計算方法、1元は日本円でいくら?

この記事を書いている時点のレートで1台湾元=約3.62円なので、暗算する時は100元なら約360円という風に、ざっくりと台湾元に4をかけてさらに0.9をかけると日本円に換算できます。

逆に日本の1円=約0.2755元なので、1万円を両替するとだいたい2755元になりますが、この計算は日本円から台湾元への両替の時しか使わないので私は覚えていません。

2024年4月追記
現在は円安のため、1台湾元=約4.75円、1円=約0.21元になっています。

台湾での買い物は台湾元が基準になるため、前者の「1元=n円」で計算する方が覚えやすいでしょう。

↓こちらで現在の台湾ドルのレートを確認と台湾元から日本円への計算ができます(逆もOK)。

参考 為替レート計算Yahoo!ファイナンス

中国の人民元と台湾の台湾元は全く別の通貨

中国と台湾で使われるお金は完全に別物です。互換性はなく、台湾で人民元は使えません。

同じ「元」であることと、いずれも公用語が中国語であること、中華人民共和国と中華民国(台湾)という似た名称で混同する人が多いようです。

中華人民共和国でも通貨単位で「元」を使いますが、台湾元と区別するために一般的に人民元(RMBまたはCNY)と呼ばれ、レートもまったく異なります(2024年現在のレートで1人民元=約21円)。ごく特別な場面を除いて、人民元は台湾では使えません。

台湾と混同されやすい他の地域も同様に、香港ドル(HKD)やマカオのパタカ(MOP)など、いずれも異なる通貨で表記も異なります。ちなみに人民元を表すのに使われる記号は¥で、日本円と同じです。

日本人観光客向けに「円」と言う謎

以前、台湾旅行のたびに疑問に思っていたエピソードです。

台湾では日本語が話せる人が結構沢山いて、観光地などでは買い物をした時に価格を日本語で言ってくれる人がいたりします。

中国語がわからないと数字も聞き取れないのでありがたいのですが、なぜか多くの店員さんが「これは100円」という言い方をします。

 

台湾で日本円で買い物をできる場所はほとんどないので、すぐに台湾ドルのことだとわかるものの、流暢な日本語で「円」と言われるとちょっと混乱します。一部の免税店などでは日本円がそのまま使えたりするし。

たまに「ドル」と言う人もいますが、これはこれで、自国通貨以外にアメリカドルが使える国も多いので、USドルで支払い!?と混乱したことも。

どうやらサービスのつもりで日本人向けに「円」や「ドル」という言い方をしているようなのですが、そこは「元」とか「台湾ドル」と言ってほしいなと思ったりします。

台湾人のお金の数え方は色々ある

最後に、台湾で買い物をしていて気づいたことです。

日本人がお金の単位を数える時は全て「円」ですが、台湾人が台湾国内で日常的に使うお金の単位は色々あります。前述のように、元と圓は発音は同じです(カッコ内は中国語の発音をカタカナ表記したもの)。

  • 元(ユェン・一般的な表記)
  • 圓(ユェン・正式な表記)
  • 塊(クァイ・口語での呼び方)

そしてローカル向けのお店の人が口頭で一番使う言い回しは、単位なしです。例えば100元だったら「100(イーバイ)」と数字だけ言います。

その次に多いのは「100塊(イーバイクァイ)」で、「100元(イーバイユェン)」と言うことはほとんどありません。

値札などの文字表記では数字のみか、「100元」「100圓」「100NT$」等の表記になることがあります。

ミニ中国語講座:中国語の数字の言い方

中国語の場合「100」は「一百」あるいは「壹佰」のように、百の前に「一」や「壹」をつける必要があります。

また前述のように”単位なし”で金額を言う場合、「150元」のように2桁目の数字があって3桁目の数字がゼロの場合、私の経験上口頭での言い回しは

  • イーバイウー:日本語で言うと「ひゃくご」
  • イーバイウーシー、台湾なまりだとイーバイウースー:日本語で言うと「ひゃくごじゅう」
  • イーウーリン:日本語で言うと「いちごぜろ」

という順で多いです。「イーバイウー」のような、下の桁のゼロ部分を省略する言い回しは慣れるまで時間がかかりました。千や万など桁が増えてもこの言い回しをすることがあります。

そして間にゼロが入る、つまり105元の場合はどうなるかというと

  • イーバイリンウー:日本語で言うと「ひゃくぜろご」
  • イーリンウー:日本語で言うと「いちぜろご」

です。つまり逆に「リン(零)」が入ります。ややこしいですが、こういうのは頭で覚えるよりも何度も口に出して慣れる方が早いです。「イーリンウー」のように数字をそのまま読むのが一番簡単で通じやすいので、まずはこの読み方から慣れていきましょう。

 

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